この梯子を昇ったら
君に逢えそうな気がする
随分と先を急いでしまった
おっちょこちょいの君
親戚中でいちばん笑顔だった君
笑った顔が仏様のようだと
よく言われていたね
子宝にも恵まれた君を
羨ましそうに見てた若い頃
元気でやってる?
変わりはないかい?
僕は相変わらずだよ
君が逝ってから
みんなは大変だったみたいだけどね
手紙くらい遺してけよ
どうして
君はあの時逝ったんだい?
その答えを
僕は今も探せずのままだよ
君の笑顔を今でも
鮮明に覚えているよ
どうして
君が首を吊ったのか
君に会って聞きたいけれど
僕はまだここにいるよ
寿命を全うするんだ
君の分も。
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